『 僕には調教志願(エロエロぐいぐい)なエルフ先輩がいます 』
感想レビュー
まず、エルフ先輩のキャラがとにかく強烈で、ノリノリでぐいぐいと主人公に絡んでくる姿が読んでいて爽快。普通のラブコメと違い、被虐趣味なヒロインという独自性がしっかり際立っていて、しかも単なる変態的描写に留まらず、ちゃんとキャラクターの可愛さやピュアさ、人間味が厚く描かれているのが好印象だった。主人公もあくまで真面目さを持ちつつ、エルフ先輩に翻弄されることで物語がテンポよく進む。掛け合いも自然で、読んでいてニヤニヤしたくなるシーンが多い。
エロとコメディのバランス感覚も絶妙で、妙に生々しさを押しつけられることなくライトな読み心地を保っている。そこが「青橋由高作品らしい」「変態要素全開だけど嫌味がない」という支持が多い理由なのだろう。でも逆に「設定が尖りすぎている」「フェチ描写が濃厚なので人を選ぶ」という声も少なからず目に入り、そこは確かに合う合わないが分かれるポイントだと感じた。
また、単に刺激だけを求める内容かというとそうでもなく、しっかりとラブコメとしての王道的な安心感もあるので、「過激なのにどこか温かい」「キャラ同士の信頼関係や優しさが印象的」という評も見かけた。そういう柔らかさがあるから、極端な性癖設定でも読者の間口を広げてるのだと思う。
一方で、「こんなに分かりやすく変態要素で攻めていいのか」「他のキャラも同じくらい個性的だとよかった」という意見もあったけど、主役二人の世界観としてはこれくらいキャラが立っていた方が物語として面白いと自分は感じた。
全体的に「色モノ設定」なのに、しっかり読後感まで楽しませてくれて、ムチャクチャだけど愛すべき一冊という印象。エロとラブが両立したいちゃラブ好き、ぐいぐい系ヒロイン好きには強くおすすめしたくなるライトノベルだった。
作品情報
転校してきた美少女先輩・ローネの正体は――実はエルフ。ただし被虐趣味の変態で。
「馬乗りにされて耳を掴まれて、おっぱいを足蹴にされるなんて……こんな屈辱、あり得ないわっ。エルフとして死にも優る恥辱!」
恋人として結ばれ、ラブラブでも、望まれるのはエロエロぐいぐいな調教プレイ。いやがる言葉とは裏腹に、声も顔も緩んでいた。蕩けていた。尻は勝手に左右に揺れ、剥き出しの花弁からはとろとろと愛液が染み出し、内腿を伝い落ちていく。
蹴られた乳房の先端は限界まで勃起して、嵌められたリングのせいで痛みすら覚える。
(乳首、締めつけられて、クリトリスもぱんぱんで痛い……だけど気持ちイイ……悔しくて恥ずかしくて、お馬さんプレイ、最高ぉ)
サンプル
最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。
コメント